全国でスポーツクラブを運営しているルネサンスは、2011年に脳の活性化メソッド「シナプソロジー® 」を開発しました。特に中高年から高齢者の皆さまに実践していただくことで、認知症リスクの低減につなげ、健康長寿社会の実現を目指しています。
サービス概要
「シナプソロジー®」は、じゃんけん、ボール回しといった基本動作に対し、感覚器を通じて入る刺激や、認知機能に対する刺激を変化させ続け、その刺激に対して反応することで、脳を活性化させていくメソッドです。できること(習得)を目的とせず、できないことに対応する状態を作り出すことで脳機能の向上を図ります。
※シナプソロジー®では、脳への刺激を変化させるときに「スパイスアップ」といいます。
エクササイズ例
一人でできるエクササイズ「3で止まる」
基本動作
1、2、3、(無言で休止)、4、5、6、(無言で休止)……と数字を数えながら、足踏みをする。
「休止」のときは片足立ちで止まる。
スパイスアップ1
数字を五十音に変える。
あ、い、う、(無言で休止)、え、お、か、(無言で休止)……と言いながら、足踏みをする。
スパイスアップ2
数字と五十音をミックスする。
3の倍数のときを五十音にする。
例)1、2、あ、(無言で休止)、3、4、い、(無言で休止)……
二人で行うエクササイズ「相違じゃんけん」
基本動作
指示者は「じゃんけんぽん」と言いながらグー、チョキ、パーのうち一つを出す。
相手は後出しで指示者と違う手を言いながら出す。(これを数回繰り返す)
スパイスアップ1
指示者は「じゃんけんぽん」と言いながらグー、チョキ、パーのうち一つを出す。
相手は後出しで指示者に負ける手を言いながら出す。(これを数回繰り返す)
スパイスアップ2
指示が声に変わる。指示者は「じゃんけん」と言った後、グー、チョキ、パーのうち一つを声で言う。
相手は後出しで指示者に勝つ手を言いながら出す。 (これを数回繰り返す)
ほか ●計算じゃんけん ●4動作 ●奇数・偶数 ●クロック ●前後左右 など
サービス提供方法
法人や個人の方を対象に、シナプソロジーのインストラクター養成研修を開催することで、シナプソロジーを指導できるインストラクターを地域・職域に増やし、さまざまな場所で実施しています。
また、インストラクターがいない場合には、健康イベントやセミナー、健康教室にインストラクターを派遣することで、シナプソロジーを実施できるようにしています(オンラインライブでの実施も可能)。
ご自宅や職場でいつでもできるように、デジタルコンテンツ(動画)を制作し、オンデマンドで利用できるようにもしています。
サービス提供場所
医療機関、介護施設、介護予防教室、オフィスや工場、ドラッグストア・薬局、自動車教習所、学校・幼稚園、スポーツチームなど、国内・海外のさまざまな分野で活用されています。
(導入拠点数:約500カ所、インストラクター・普及員数:1万3千人以上 ※2021年2月末時点)