認知症に至るまでに、軽いもの忘れが始まって、自分だけが気づいている「SCD/主観的認知機能低下」という段階があります。この段階で気づくことができれば、生活改善で発症や進行を抑えることも可能です。変化を見逃さないよう、定期的にチェックしてみましょう。
SCDチェックリスト
下記の項目について自身が20‐30代だった頃と比べて思い当たるようになったり、頻度が増えたりしたことはありますか。
1 | 今、やろうとしていたことを忘れることがある |
2 | 同僚や友人など、身近な知り合いの名前を思い出せないことがある |
3 | 以前買ったことを忘れて、同じものを買ってしまうことがある |
4 | 表現したい言葉が、すぐに出てこないことがある |
5 | 相手に話を聞き返すことが多くなった |
6 | 先のことを予測したり、計画を立てるのが苦手になってきた |
7 | うっかりミスをすることが多くなった |
8 | 買い物の時のおつりなど、簡単な計算が面倒になってきた |
9 | 別々の作業を同時進行で行うことが、うまくできなくなってきた |
10 | 新しい家電の操作などが覚えられなくなってきた |
11 | ちょっとしたことで怒ったり、気分が落ち込むことが増えた |
12 | 趣味などにあまり関心がなくなってきた |
気になる項目が1つでもあった人は、下記の生活習慣について見直ししてみましょう。
睡眠
しっかりとれているか
運動
定期的に行っているか
肥満
太りすぎ、やせすぎではないか
お酒
多く飲みすぎていないか
たばこ
喫煙の習慣はないか
生活習慣病
糖尿病や高血圧などの疑いはないか
人付き合い
社会から孤立していないか
難聴
耳が聞こえにくくはないか
うつ
うつの傾向はないか